釣果報告07.JULY.2011.ネシアンンバス(PNGバス)@インドネシア

text by MASABOU

パプアンバス、海外釣行をするのであれば、誰でも憧れるであろうこの魚に、まさか自分に釣行のチャンスがやってくるとは思ってもみなかった。航路・空路・陸路を使用して、遥々インドネシアまで行ってきた。初日の朝にすぐ答えはでた。最初にヒットしたパプアンバスは、3キロ程の小さな魚体であったが、その小さなbodyとは対照的な暴力的なファイトに胸が鳴ったが、同クラスのサイズをその日数匹釣り上げると、そこはやはり釣り人、大きいサイズが欲しくなるものだが、その日は結局そのサイズと止まりであった。次の日は川の上流まで上がり、流していく。 まさに風景はジャングルフィッシングであり、数M程の幅しかない川の岸際ギリギリにルアーを落とし、多数のティンバー・川の流れからから成るポイントに対して、パプアンがいつかヒットすると身構えてキャストを続けるそのワクワク感は、自分がルアーフィッシャーマンである事を再認識出来る瞬間である。 とはいえ、その日は夕方まで特にこれといったサイズも釣れず、炎天下の中で釣りを続ける事に慣れている私にも疲れが来ていた。 

ショートロッドに、モンスター用の大きなベイトリールをセットし、1日キャスティングし続けるというのは、想像以上に体に負担が来るものだった。 ルアーを投げ、回収。その動作を何百回?いや何千回した時の事だろうか? ボート際寸前で疲れ果てた手に衝撃が走った。これまでの2~4キロクラスの引きとはあからさまに違う引き、これ以上締める事が出来ないガチガチに設定されたドラグからずるずると糸を出されていく、自分の指でドラグを調整し、上がってきたサイズは7キロであった。 ボートに上がってきたそいつを見て、その日は燃え尽きてしまった。 燃え尽きてしまったせいなのか、翌日にはほとんど数キロサイズしか釣れず、終わってしまった。

 Last 2days、基本的に最終日にドラマがおきない自分には、来るとすれば、今日であり、心のどこかで何かその日は朝から感じるものがあった。川の流れが速いエリアで何気なく川の中心に投げると、またもやピックアップ寸前に、竿を持ってかれそうになるほどの衝撃がまたもや手に走った。 前回の7キロ以上にドラグが止まらず、スプールを抑える指にも、思わず力が入る。「無我夢中」とはまさにこのことで、途中のファイトの事はほとんど覚えていない、気づいたら魚がネットインされ、ボートの上に横たわった。最初は自分が釣り上げた実感が無く何か夢を見ているようだった。85cm, 10キロ。 重量の割りにあまり長くないその肉厚な魚体、あまりの引きに、PEラインがめり込んでしまったスプールを見ると、改めてパプアンバスの恐ろしさを認識する事が出来る。 そしてやってきた、久しぶりのフィッシャーマンハイ! 冷静を装いたいが、膝の震えが止まらなかった。その後は、このサイズを越える事もなく、5日間の釣りは、あっという間に終わってしまった。かくして、今回目標である10キロを捕ることが出来たが、運良く取れたのも、事前にアドバイスを頂けた事、それまでにヒットしたパプアンバス達、こんな素晴らしい釣り環境を用意して頂いた全ての方のおかげである事を忘れてはならない。また改めて自分が釣りが好きである事を認識出来た旅であった。 

私のこのレポートを見て、どれだけこのパプアンバスに挑戦しようと思う方がいるかはわからないが、行ってキャストをして、釣り上げないと何も始まらず、ここにはやってくる「価値」が絶対あると思う。 自分自身もまたここに戻ってこれる事を願って。 No Fishing No Life!!!!

 

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