釣果報告 2010.1 タイランド/チャドー・バラマンディ他

text by モッキー  

U山さんと行くタイ弾丸秘境ツアー、急なお誘いではありましたが、昨年タイで四日間やって丸ボーズだった僕にとっては絶好のリベンジのチャンス。断る理由もなく参加を決意。正月明けバタバタで荷物を用意して東京へ。

[初日]

この日はIDO日。朝一成田空港にて今回の釣行メンバーと集合してチェックイン。仕事始めの人が多い1月6日、明らかに周りから浮いた雰囲気のメンバーで自己紹介がてら、しばらくお別れになる日本食店にてルネサーンス(古w)旅の無事を祈願して軽く乾杯。

今回の釣行メンバーは、皆さんご存知のOBOFのU山隊長を筆頭とした秘境釣行経験豊富なメンバーが勢揃い。昨年パプアンバスを経験した阿久津さん、山さん、天野さん、現地ローカルの高津さん、サコンチャイさん、北海道から参戦のケンさん(現地で合流)に僕を含めた8人の大所帯。

普段琵琶湖の民宿モッキーで寝る前にフニャフニャしてる姿とは違い、個性あるメンバーを率先してまとめるU山さんは何か悔しいけどカッコよかったでやんすw

成田~バンコクまで7時間弱のフライトも難無く到着し、現地にて高津さん、サコンチャイさん、ケンさんと無事合流w入国が一番の山場だったケンさんは、どこかしら放心状態w皆さんタイに入国するにはパスポートの残存期限は6ヶ月以上必要ですよクク。

第一関門の現地合流が出来たので、テンションもアゲアゲでこれから12時間を共にするハイエースとご対面。少人数だと快適極まりないそうですが、今回はこの大所帯プラス8人分の大荷物。専属のドライバーの方が器用に空いたスペースに荷物をしこしこ入れて出発。荷物と人で溢れかえったハイエースでチヨランダムに向けて12時間のロングドライブ。
[二日目]

ドライブ中は、ポクっては起きて、ポクっては起きての繰り返し。トイレ休憩を挟んで約12時間後無事チヨランダムに到着と思いきや、ここからさらに船で2時間、釣りの起点となる上流にあるロッジを目指す。人+荷物+酒+食料を積んだ船は簡単な引き波で沈みそうw day1_1
 
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水を見ればテンションが上がるのが釣り人の性、やらせのダイブはさておき(笑)、早くキャストがしたくなる。

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下流から中流、中流から上流と様変わりする風景を楽しみながらのIDOはあっという間でロッジに到着。

事前にフィッシングロッジって聞いて横文字感に期待していたけど、いざロッジを見てみると完全ウルルン滞在記w電話もねぇ、テレビもねぇ、電気もそんなに通ってねぇ(夕食時のみ発電機でつけてくれましたw)、水の上に木で組んだだけの風通しのいい素敵なお部屋。ここで5日間過ごす事を考えると少し不安になりやしたが、チャドーを釣るためならなんのその。全然余裕ですからハイ。

部屋割りをした後、昼御飯食べていよいよ出撃。日本をたって約24時間とおかったぁ。初日のペアは過去二度台湾に釣行して、二度とも激釣した山さん。去年、4日間ノーバイトをくらった僕からするとなんとも羨ましい(涙w)

山さんにジャイアントスネークヘッドの特徴や台湾でのヒットパターンなどを聞きながらバンクをバズベイトで流す。途中お呼びでないカスープが魔腐ハズに遊びにきましたが気にしない。スネークヘッド以外はノーカウントなのですw

途中誰かの日ごろの行いが悪いのか、激しいスコールが何度も降って状況も厳しそう。バズで流し続けたけど、バイトなくポキリかけた頃、山さんに本命のチャドーがヒット。無事にランディングしてサワディーカ。1キロ弱ではありますが、綺麗なチャドーでごわした。

昨年のホゲ以降、勝手にタイのチャドー絶滅説を日本で唱えてやしたが、あっさり撤回w残りわずかな時間、山さんにポイント譲って頂きながら必死にキャスト。

その執念にもにた願いが通じたのか?日没寸前、ロッジ前の島周りのポイントで僕のバズに念願のチャドーがバイト。

魚がかかった後は、嬉しさのあまりてんぱり気味でしたが、強めのタックルを使ってたので難なくランディング。

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山さんにネットですくってもらった後は、嬉しさが込み上げてきたぁー。苦節1年、タイでホゲって以来ニックネームが変わったり、究極に持ってない男と賞賛されてきやしたが、全てが吹っ飛ぶ最高に嬉しい一匹。

2キロ弱とサイズは大したことはないのかもしれませんが、僕にとっては一生思い出に残る最高の一匹となりました。

この一匹でストップフィッシングしてロッジに戻ると祝福してくれるメンバーとがっちり握手。この瞬間がまたたまらなく嬉しかったでやんす。

U山さんも『なんだおめぇー釣ったのかよぉー』って言いつつも祝福してくれて、乾杯。この一匹があったからこそ、夕食時のイジメにも耐える事が出来やしたクク。

[三日目]

この日は待望のU山さんとの海外初セッション。一日前で投げていいって事なんで、U山さんに男を見せる予定が…

全くもって釣れませんwwここぞと言うポイントでは良型のチャドーのバイトはありやしたが、全てミスバイト。時間がたつにつれ、バックシートからの声援が罵声に変わりはじめ肉体的にも精神的にも追い詰められるw

バックシートのU山さんはちゃっかり本命フラワートーマンをゲットしご満悦の様子、その後罵声にさらに拍車がかかるのは言うまでもないww

時間いっぱいまでキャストし続けたのにも関わらず、後半はバイトさえ得ることが出来る寂しく終了…オカシイダナw何かお隣のマレーシアからとんでもない腐念を感じた一日でした。

[四日目]

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昨日の傷ついた心を癒すべく、天野さんに同船して頂きレッツフィッシング。会話も弾めば釣果も弾む?この日も厳しいながらも2本のチャドーをゲットする事が出来て一安心。人の魚を心から喜んでくれる天野さんの懐の大きさに感動しつつ、丁寧に写真も撮ってもらえて感謝×2。非常に楽しい一日でしたw

[五日目]

丸一日釣りが出来る最終日、この日は原宿で生まれ原宿で育った阿久津さんとご一緒させていただくことに。出発直前、原宿の一ヶ月の駐車場代が僕の家の家賃より高いって事を聞いて勝手リスペクトw

阿久津さんの釣りのスタイルはU山さんの予想とは違いストイック、お互いのアプローチを褒めあいながらもキャストを繰り返すが厳しい展開。今回釣行したチヨランダムのチャドーが釣れるポイントは、思ったほど広くなく、お互いの船を目撃することも多々あり、日に日にプレッシャーがかかっていったような気が。

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この日はバイトも少なく、チャドー一本釣るのが精一杯。ほんとうに厳しかった…。

[6日目]

この日は、午前10時までの短時間釣行。短いながらもこの日再び同船して頂いた天野さんは、フラワートーマンをキャッチ。裏山鹿…。僕にはドラマ魚は来ませんでしたが、5日間やりきったので後悔はなし。大自然の中、素晴らしい仲間に囲まれて、美味しい料理に舌鼓をうちつつ?(本当は何が出てくるかおびえてやしたw)朝から晩まで竿を振り続けた日々は、高校の時の夏合宿のようで非常に濃い毎日。

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ロッジに戻った後、仲間の釣果に一喜一憂し、それをつまみに満点の星空の下、時にU山さんのピンク話も含め宴会の毎日。ロッジは消して快適ではありませんでしたが、それが時に心地良く、国籍も、年齢も職業も違う皆の心の壁を取り除くことが出来きたような気がします。釣りとチャドーを通して出会えた皆にコップンカ。最高に楽しかったです。

楽しい事の後には辛い事?ここからまたバンコクに向けて長旅が始まるのですが、途中の休憩以外ほぼポクっていたため、そんなに長く感じませんでした。

途中休憩がてら寄った最初のケンタッキーで約一週間ぶりに食べた文明の味w忘れません。ケンタッキーってこんなに美味しかったっけ?

ドライバーの方が頑張ってくれた事もあり、夜にはバンコクに戻ることができ、日本食屋でラーメン、餃子、ビールで乾杯。クゥーたまんない♪

宴の熱をそのままに、夜の隊長阿久津さんに連れられて一行は夜の街に消えたとさw長-い一日でした…。

[最終日]

泣いても笑ってもタイ釣行最終日、この日はU山さんお勧めのバラ掘に。バラ掘=バコバコって言うイメージだったので、意外に難しく感じましたが、釣れて来るサイズがハンパない。8キロアベレージに最大10キロクラスまで。

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天然のバラマンディーに苦しめられ続けた僕としてはあっさり自己記録更新して複雑な心境でしたが、わりきってエンジョイ。やっぱり釣りは、釣れるのが一番楽しいwそれに10キロクラスのバラのジャンプやエラ洗いは何回見ても素敵やんw島田紳助も言ってました(嘘w)

昼過ぎまで反則のバラ掘を堪能した後、高津さんの家でパッキングしてタイ料理店にて旅の打ち上げ。一週間共に旅した仲間と食べる最後の夕食と思うと少し寂しくなりましたが、U山さんのほろ酔いも手伝って終始笑いの絶えない楽しい最後の晩餐でした。

高津さん、サコンチェさんには空港まで送って頂き、再会の約束をしておわかれ。ほんとうにありがとうございました。

夜便で7時間のフライトの後、気温35度のバンコクから雪が散らつく気温2度の成田に到着直後に、一気に現実に戻りやしたが、U山隊長と行く『タイ弾丸秘境ツアー』最高に楽しかったぁ。

日本では一般的に変人に分類される秘境マニアの皆さんと過ごした日々は、一般人の僕としては(笑)、刺激的で新たな目標が沢山出来ました。

またタイの奥地に行ってみて強く感じたのですが、秘境とは言え満員のロッジ、自分達の他にも釣り客が多くプレッシャーもキツく、魚を釣ること自体イージーではありませんでした。

インターネットの発達、アクセスの簡易化、漁師の乱獲…

難しい事はよくわかりませんが…

確実に、そして物凄いスピードで世界中の秘境が無くなってきている。

そんな今だからこそ今日を一生懸命生きて、自分で時間とお金を作って少しでも早く世界中の怪魚に挑戦してみたい。『いつか』とか生半可な気持ちじゃ決して会う事の出来ない憧れの魚が、幻の魚になる前に。そう強く思わせてくれた今回のタイ釣行でありました。

いつもの如く突然のお誘いでありましたが、U山さん本当にありがとうございました。ロッジ滞在中、グズりながら船で行くナイトサファリに参加した貴方は満天の星空をみて『なんかアマゾンで月明かりだけを頼りに移動したなぁ』って物思いにふけながら格好つけてましたよねwそんな貴方が見てきた世界を僕も見てみたい。貴方のように格好つけれるような男になりたいとほんの少し思いましたw隊長として一週間お疲れ様でした。

そしてまた今回初セッション頂いた皆様、可愛がって頂ありがとうございました。これから先の長い釣り人生、少しでも多く皆様とセッション出来る日を心待ちに日々精進していきます。楽しい時間を本当にありがとうございました。